• 遺産分割

疎遠の相続人による兄弟相続

昨年の5月より関与させて頂きました相続案件がようやく完了となりました。

こちらの案件、疎遠だった兄弟が突然旅先にてお亡くなりになるというケースで、お子様も配偶者もおらず、兄弟が相続されるという案件。

ただし、交流はなく、どこに何があるかも正直分からないという中、業務をスタート致しました。

通帳の中から、取引しているクレジット会社や、納税している地区を特定し、取引履歴(残高証明)を手配したり、その地区への名寄せ帳の調査から所有する不動産を特定したり、公正証書遺言検索をしたり、信用情報照会をして取引先を確認したり、出来うるいろいろなことをしてようやく、財産特定できた案件でございます。

 

相続に関して、遺産分割協議書に相続人から押印を頂き、登記手続きをして、預金解約、証券会社の有価証券については、当事務所にて証券口座を作成して有価証券を売却して換金するという案件でした。

売却には、どうしても時間がかかり、難儀しましたが、その売却のタイミングについて、どうしても価格の変動が多いので、早く売却することを心掛けました。

 

何とか、暴落とはならず、相続開始時から1000万円程、プラスで売却することに成功しました。

これも運のよいタイミングであったと感謝しております。

相続税の納付も納期限が迫っていることもあり、当方にて納めました。

非常にやることが多く、費用もそれなりには頂きましたが、実際の労働からは決して高くない良い仕事ができたのではないかと自負しております。

 

最近、そういう相続案件が増えております。我々もノウハウを着実に積み重ねてきていると思います。

相続に関するご相談は、お気軽にお問合せ下さいませ。